2023.08.31タイ就職

現地採用のタイ・バンコクでの部屋探し

現地採用で働いている日本人は、どんなところに住んでいるのか気になりますよね。また、海外で部屋を探すことについて、不安に感じている方も多いのではないでしょうか。ここでは、バンコクでの部屋探しについて、住居の種類から探し方、エリアの紹介、注意すべき点や、タイの住居の良い点など紹介していきます。

■住居の種類

タイで働く日本人にとって、主に3つの住居の選択肢があります。

アパート:日本のアパートと同じようなレベル感で、キッチンが無い、シンプルなお部屋です。予算は1万THB未満。

コンドミニアム:日本のマンションと同じレベル感で、プールやジムなどの共有ファシリティがつきます。値段はピンキリですが、中心地でもワンベッドルーム12,000THB以上から部屋を探せます。現地採用の日本人の多くがコンドミニアムに住むことを選んでいます。

サービスアパートメント:”アパートメント”という名前ですが、コンドミニアムとホテルの中間のような住居です。コンドミニアムの共有ファシリティに加え、メイドによる清掃サービスがついているため、単身の駐在員に好まれています。朝食の提供があるサービスアパートメントもあります。予算は50,000THB前後となるため、現地採用の日本人が選択するケースは稀です。

スタッフレベルの現地採用の給与レンジが50,000~70,000THBほどですので、一人暮らしの家賃は15,000THB以内に収めたいと考えると、アパートもしくはコンドミニアムが選択肢になるでしょう。本記事では、一人暮らしのスタッフ~マネージャーの現地採用の方が住んでいることが多い、コンドミニアムに焦点を当てて紹介していきます。

■部屋の探し方

まずは内定をもらった企業に、利用したことがある現地採用向けの不動産会社などがないか聞いてみると良いでしょう。もしくは、インターネットで物件を比較検討し、コンドミニアムのオーナーと直接交渉するという方法があります。

参考:物件サイト

Hipflat     https://www.hipflat.co.th/ja

DD Property     https://www.ddproperty.com/en

いくつかの部屋の内見を申し込んで、比較検討してみましょう。

■契約方法

現地採用の方は、タイでの最初の一週間をホテルなどで過ごし、その間の週末などを利用して内見をし、住居を決めるパターンが多いようです。

契約の際にはパスポート、ビザ、ワークパーミットなど、身元を証明する書類のコピーを提出し、賃貸契約書にサインをします。最低契約期間は1年からです。
契約時に、約2か月分の家賃をデポジットとしてオーナーに支払うケースが多いです。満期で退去する場合は、デポジットが返却されますが、クリーニング代や家具の破損などがあった場合の修繕費がデポジットから差し引かれる場合もあります。最低契約期間内に解約しなければいけなくなった場合は、デポジットは返却されません。

■バンコクの居住エリアと家賃相場

・BTSアソーク・プロンポン・トンロー・エカマイ
日本人駐在員が多く住むエリアです。1ベッドルームの部屋で30,000THB以上が相場になります。20,000THB代のコンドミニアムも、探せばありますが数は限られています。
特にプロンポンは日系スーパーや日本人通訳が常駐している病院など、日本人が生活するうえで便利な場所が集まっています。アソークからエカマイにかけては日本人に限らず、欧米人にも人気の高級エリアです。

・BTSオンヌット・バンジャーク・プンナウィティ
BTSの沿線で、日本人街のプロンポンなどへのアクセスも良い割に家賃が抑えられると人気のエリアです。特にオンヌットは、駅の近くにショッピングモールやスーパーがあり便利なことから、日本人現地採用者に人気のエリアです。共用ファシリティの充実したコンドミニアムのスタジオ・1ベッドルームの部屋を、家賃10,000~15,000THB以内で探すことができます。

・MRTラマ9
新築のコンドミニアムが多く、タイ人と中国人に人気のエリアです。スタジオタイプか1ベッドルームであれば、12,000~15,000THBほどでコンドミニアム部屋を探すことができます。セントラルラマ9という大規模ショッピングモールがMRTに直結しており、生活に便利な場所です。MRT沿線にオフィスがある方は検討してみることをお勧めします。

■部屋探し、日本と違って注意すべき点

・職場へのアクセス
日本と異なり、電車は時刻表通りに来るわけではありませんし、駅から離れていてタクシーなどを使う必要がある場合、渋滞に巻き込まれる可能性があります。頻繁に遅刻しないように職場へのアクセスをよく確認しておくといいでしょう。

・駅へのアクセス
日本であれば徒歩10分も余裕で歩けますが、タイの道は歩道がしっかりある場所と無い場所があり、歩きにくい場合があります。歩道がないと交通事故のリスクなどもあり、注意が必要です。また、暑さで10分もかけて歩くことが辛いこともあります。駅へのアクセス方法も、実際に歩いてみるなどして、よく確認してみましょう。コンドミニアムによっては、トゥクトゥクの送迎サービスがついている場合もあります。

・雨季の冠水
雨季にスコールが振ると、水はけが悪い道路では、5-10cmほど冠水してしまうことがあります。冠水した道路の水は汚水や虫などでとても汚れていますので、歩くような状況はなるべく避けたいところです。コンドミニアムのスタッフやオーナーに、雨季の冠水の状況などを確認しましょう。

■部屋探し、日本と違って嬉しい点

・家具付き
コンドミニアムでは、オーナーによって基本的な家具が設置されています。ソファ、ダイニングテーブル、冷蔵庫、洗濯機、エアコン、ベッド、テレビ、電子レンジなどが備えられていますので、タイに引っ越してきて早々に家具で大きな出費がでることはありません。引っ越しの際も、家具を移動させる必要はありませんので、楽に引っ越しができます。

・共用ファシリティが充実
10,000THB以上のコンドミニアムであれば通常、プールやジム、コワーキングスペースなどの共用ファシリティがあり、コンドミニアムの売りにしています。部屋が多少狭くても、充実した共有スペースを利用することで満足することができます。

 

以上、バンコクでの部屋探しについて解説しました。皆さんが想像したよりも、良い環境で過ごせるのではないかと思います。ぜひタイで働きたいという夢を実現しましょう!


パーソネルコンサルタントは、タイで働きたい日本人の仕事探しをお手伝いしています。

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