ロイヤルプロジェクトの製品を買いたい!
果物や野菜のパッケージに金色のROYAL PROJECTマークが付けられているのを見たことはありますか。味と品質が良く、比較的安価に購入できるのでタイの人々に大変愛されています。では、ロイヤルプロジェクトとは、どのような経緯で生まれたものなのでしょうか。また、どんな製品があるのでしょうか。
ロイヤルプロジェクトって?
1969年、麻薬の原料となるケシの栽培に代わる農業を模索するため、ラーマ9世プーミポンアドゥンヤデート国王(在位1946〜2016)が北部の山岳地域を視察され、創始されたプロジェクトです。ここで掲げられた目的は、(1) 山岳地域の人々の支援 (2) 森林と水源の保護 (3) ケシの撲滅 (4) 土壌の保全となっています。さらに1992年には、持続可能な組織を目指し、財団が設立されました。現在では、北部チェンマイ県、チェンラーイ県、ラムプーン県、パヤオ県、メーホンソーン県、ターク県で活動が展開されています。これらの活動において栽培・生産された農産品やハーブ製品がロイヤルプロジェクト・ブランドとなっています。ロゴマークには、北部地域の折り重なる山々に王冠があしらわれています。
日本へのお土産に
お土産物として人気が高いのは、コーヒーやお茶。袋入りのコーヒー豆の他、一杯ずつのドリップバッグ、コーヒーメーカー用のカプセルも。お茶も茶葉・ティーバッグともにあり、ウーロン茶、ジャスミンティー、各種ハーバルティーなど種類も豊富です。
野菜にフルーツ、クッキーにアイスクリームまで
日常の食材のラインナップもさまざま。レタスやキャベツといった高原野菜はぜひロイヤルプロジェクトのものを使いたいですね。ラディッシュや蕪、オクラ、日本のネギ、サヤエンドウ、人参など、家で和食を作りたいときに助かる野菜も揃っています。高地での栽培に適したフルーツの種類も多く、梨や柿、イチゴ、葡萄、桃、ケープグースベリー(フルーツホオズキ)、ブルーベリー、イチジクなど。バンコク近郊では見られない珍しい種類のマンゴーも栽培されていますよ。他に、白米や五穀米、パンやクッキー、ゼリーもあります。ベーカリーにはカボチャやホールウィート、蜂蜜も使われており、ヘルシー志向の現代人に嬉しいですね。アイスクリームもパッションフルーツ味、ケープグースベリー味、あずき味などロイヤルプロジェクトならでは。小分けパックのサラダも充実しており、日本人の好きな胡麻ドレッシングも生産されています。
スキンケア&アロマ
スキンケア製品も植物由来なのでおすすめです。石鹸やシャワージェル、シャンプーなどは毎日使うものだからこそ厳選して買いたいもの。ボディスクラブや日焼け止めクリーム、ホワイトニング製品、アロマディフューザー&オイル、キャンドルも作られています。
どこで入手できる?
一般のスーパーやドラッグストア、オンライン通販でも購入できますが、バンコク都内ではチャトゥチャックのオートーコー市場内など数か所に直営店があり、空港にもショップがあります。また、Golden Placeというスーパーマーケットもラーマ9世国王のプロジェクトにより創始されたものですので、ロイヤルプロジェクト・ブランドを含む様々な関連商品が売られています。店舗はシーロム通りのC.P.タワーや、BTSラーチャダムリ駅近くのペニンシュラ・プラザ内、イミグレーションのある政府合同庁舎の敷地内にもあります。他には、コーヒーのドイトゥン(DoiTung)、ドイカム(Doi Kham)も王室のプロジェクトにより山岳地帯のケシ畑をコーヒー農園に転換したもの。ドイカムのジュースやジャムはコンビニエンスストアに並んでいますし、ドイトゥンはクッキーやナッツの他、織物などファッション製品の販売から、ゆったりくつろげるカフェまで幅広く事業展開しています。タイの王室は私たちの暮らしのこんな身近なところに浸透しているのですね。
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