2024.04.09タイの文化

無形文化遺産に登録されて初の「ソンクラーン」-1 ソンクラーンで気をつけたい五箇条

毎年4月13〜15日は、タイ正月ですね。「ソンクラーン」と呼ばれ、一年で最も盛り上がる「水かけ祭」が行われます。

今回は、楽しいソンクラーンを過ごすための五箇条です。

 

1)飲酒による事故

ソンクラーン期間は、飲酒運転による交通事故が年間で最も多くなります。連休なのでお酒を飲む機会が多いですし、お祭り気分で浮かれてしまう人もいます。自分が飲んでいなくても巻き込まれたら大変。車で移動する時は周囲をよく注意しましょう。タイでは、この期間の事故件数の統計が出されていますが、Covid-19による規制が適用されていた年を除き、毎年、死亡事故も多く報告されています。飲酒運転の罰則は1年以下の拘禁刑または1〜2万バーツの罰金刑、またはその両方で、相手に怪我を負わせたり死亡させたりした場合はさらに罪が重くなり、免許証が停止されることもあります。

 

2)服装・持ち物

水かけに参加する時は、服装に注意しましょう。白などのシャツは水に濡れると透けるのでNGです。アロハシャツでも透けそうな場合は、中に黒のタンクトップなど着ておくとよいですよ。また、シーロム通りやカオサーン通りなどは、身動きも取れないほどの人だかりになり、バッグをナイフで切るスリが多発しますので、貴重品には十分気をつけて下さい。ソンクラーンが近づくと、首から紐で吊るすタイプの防水ポーチを路上やスーパーで見かけるようになりますが、お金など入れておくのに便利ですね。スマホやカメラの防水ケースも忘れずに前もって準備しておきましょう。

 

3)水かけのマナー

楽しい水かけですが、くれぐれも羽目を外さないように。かつてはソンクラーンといえば「無礼講」でしたが、昨今では、きちんとマナーを守って遊ぶようになってきています。特に、水に溶いた白い粉を頬に付け合う遊びは、近年は禁止されていることが多いです。服に付くとなかなか落ちないですし、人の身体に直接触れるので不快に感じる人もいます。高圧の水鉄砲も危険なのでやめましょう。また、遊ぶ時は清潔な水を使って下さい。昔は運河の水を使ったり、氷水でびっくりさせたりということもありましたが、健康衛生上よくないですね。さらに、近年の都内では、水かけに参戦したい人とそうでない人の「棲み分け」ができています。小路のあちこちにホースや水鉄砲が待ち構えているとか、バスの中まで追ってくるということは少なくなり、決まったエリアだけで遊ぶようになりました。ですから、参加したくない人にまで水をかけるのはNGです。ただし、逆にもし自分がうっかりかけられてしまった場合には、にっこり「ありがとう」と言える心の余裕があるといいですね。

 

4)健康管理

当然ですが、水かけエリアは大変な人混みになりますので、健康管理を忘れないで下さい。Covid-19に限らず、何か症状がある時は出かけるのをやめ、他人に感染させないようにしましょう。疲れている時なども自分が感染しやすくなってしまいますから、体調を万全に整え、充実した休日になるようにしましょう。

 

5)外出前の準備

ソンクラーン期間中、一時帰国や旅行を計画される方も多いと思いますが、住宅地に人が少なくなる時期は空き巣が多くなります。壊されにくい鍵を使うなど、セキュリティーにも心がけましょう。また、プラグを抜いておく、温水器のELBボタンをOFFにしておくなど、漏電事故を防止しておくことも大切です。

 

 

 

 

 

 

 

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