2024.07.20タイ就職

タイ現地採用・面接対策 パート2

海外での転職活動が初めての方は多いのではないでしょうか。日本の面接と違う点はあるのか、どんなことがよく聞かれるのか、気になりますよね。そこで本記事では、タイの現地採用面接でよく聞かれる質問と、その答え方の対策について解説します。

パート1はこちらから

前提 ~タイ・日本での就職の違い、企業の負担~

タイで働くことと、日本で働くこと、何が一番大きな違いかというと、当たり前のことですがタイで働くということは自分が「外国人」である、という点が一番大きいです。
外国人の採用では、ビザや労働許可書などの手続きや提出書類が必要になり、更に申請の費用がかかります。タイ人が自分の国で仕事をするのであれば必要のない手続きや費用が発生し、総務や人事がその手続きのための時間をかけなければならないため、短期間で退職されてしまうと、日本での採用以上に、採用にかかる社内の時間と経費が無駄になります。そのため、企業は採用に慎重になり、候補者の海外転職の本気度や、現実的に考えられているか、といった点に重点を置く傾向があります。
(ビザや労働許可証についての記事はこちらから)

「3年後、5年後、10年後にはどのようなビジネスマンになっていたいですか?」

面接官の視点
・衝動的な転職活動ではないか?自分のキャリアプランについて長期的な視点が持てているかの確認。
・特にタイという異国の地で働くことをどれだけ真剣に考えられているのか確認するため。
・企業の職務内容と志望者のキャリアプランが合致しているかどうかを確認することでミスマッチを防ぐため。

どう答える?
転職の際にはご自身の長期的なキャリアを描いておくことが重要です。特にタイという異国で仕事をしていくにあたり、自分の描いているキャリア像とタイでの業務がマッチしているのか、面接官は非常に気にします。上記に記載した通り、面接官は長く働いてくれる人材を採用したいからです。まだ模索中という方も多いかもしれませんが、大まかなプランよりも、ある程度具体的なプランを話せるように下調べすることが大切です。

「いつから働けますか?」

面接官の視点

・いつから働くことができるかによって、企業の需要に合っているかの確認。企業によっては、欠員を補充するための急募であるため、3-4ヶ月も待てないこともある。

どう答える?
実際に自分自身がいつからタイで働くことができるのか、明確にしておきましょう。職場に退職の話が出来ているのか、家族に海外転職の意思を伝えているのかなど、追加で企業から質問を受けることが多いです。転職を決めたら最短でいつから渡航できるのか、面接前に答えられるように準備しましょう。分からなければ事前に転職エージェントに相談しましょう。

「語学はどのくらいできますか?」

面接官の視点
・履歴書に記載の語学力がどれほど実際に使えるのかの確認

どう答える?
実際にその言語を使用した経験について説明できるとより良いです。TOEICの点数など、履歴書に記載されていることは書面を見ればわかりますので、書面に書ききれない自分の実力をアピールするチャンスです。また、語学力に自信が無い方については、どのように向上させていくのかなど、答えられるようになるとよいでしょう。
また、企業によっては英語やタイ語など、業務で利用する言語を実際に面接の中で使って実力を測ることもあります。面接の場では普段より緊張してしまい実力が発揮できないこともあるため、対応できるように心づもりをしておくとよいでしょう。

「質問はありますか?」

面接官の視点
・自社に関心があるのか、タイでの就職に意欲がどれほどあるのかを図るための問いかけ

どう答える?
日本の就職面接でも定番の質問です。事前に企業研究をして、企業に対しての質問をいくつか用意しておき、企業に関心を持っていることをアピールしましょう。タイでの生活についても、気になることを質問をしてもよいでしょう。あまりに質問が無いと、真剣にタイでの仕事や生活について考えられているのか、疑われるかもしれません。

 

以上、現地採用の面接でよく聞かれる4つの質問について解説しました。

タイで日本人を採用する上では手続きや費用面でコストが発生することから、面接官の視点として、候補者がどうしてタイで働きたいのか、その覚悟はどこから来るのかなどが重要になっていることが改めてご理解いただけたのではないでしょうか。
ご不明な点やご相談したいことがあれば、パーソネルコンサルタントの担当者にぜひご質問ください。

 

パーソネルコンサルタントは、タイで現地採用として働きたい日本人の仕事探しをお手伝いしています。

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