2024.10.23タイ就職

タイの仕事環境|日本との違いは?

※本記事はYouTubeチャンネル【知って繋がるバンコクのビジネスチャンネル〈タイ前線〉】の投稿を基にしております。

職場に女性が多い

タイの職場では女性が多く、特にホワイトカラーの環境では女性が主体となっています。国際労働比較2019のデータによれば、日本の女性管理職比率が15%に対し、タイは34%で2倍以上となっています。女性はしっかり働き、優れた仕事ぶりで採用される傾向があり、男性が優勢なのはエンジニア職場くらいです。タイの家庭では母親が仕事と家事をこなし、女性の給料が高いことや共働きが一般的です。また、子供を仕事に連れてくることがあり、タイのスタッフは当たり前のようにお子様のお世話をさせていただいております。タイでは出稼ぎが盛んだった背景からコミュニティで子育てをする意識が強く、仕事と家庭の両立が進んでいるようです。

楽しく働く文化

タイの職場では楽しそうに働く雰囲気があり、日本とは異なり仕事を楽しむというよりも仕事をしながら楽しむ方が多いです。食事をしながら仕事をすることも一般的で、日本と比べてコミュニケーションが豊富です。タイのスタッフは仕事中におしゃべりやYouTube鑑賞を楽しみながら働き、家族や週末の話題も自然に尋ねられます。また、イベントやパーティーの企画にも全力で取り組み、忙しい中でも楽しみながら仕事に取り組む様子が垣間見えます。

オフィスが寒い

オフィス内が寒く、エアコンの設定温度が18℃くらいで多くの女性社員たちはセーターやひざ掛けを使用しています。大きなビルではセントラルエアコンのため、室温の調整が部屋単位でできない状況です。この寒さがからたばこやトイレ休憩に出られる方もいるほどです。また、韓国ドラマの影響もあり、一部のタイ人オフィスワーカーの中では、涼しい環境で長袖を着ながら働くことがカッコいいと考えられています。

顧客訪問にドライバー付く

外回りでは、顧客訪問時にはドライバーが付いており、自分で運転することは少ないようです。タイは事故率が高く、事故が発生した際には色々と問題が生じる可能性があるので駐在員や日系企業の場合、会社のルールで運転が禁止されていることが多いです。また、工業団地への移動距離が長いこともあり、ドライバーの雇用が一般的です。これは日系企業に限らず、タイの企業でもドライバーが付き場合多いようです。

間違いや失敗に寛容

タイでは間違いや失敗に対する寛容さがあります。しても大丈夫、やり直せばいい、という文化が浸透しています。例えば、銀行での記帳ミスなどですら、タイでは許容されます。本社から求められる日本の厳格な仕事文化をタイ人社員伝えるのは、駐在員は板挟みになり悩まされることがあります。タイと日本の文化のバランスを取ることは難しく、駐在員のストレスにもなり得ます。違う環境での仕事は適応能力が試されるものであり、時には限界もあります。このような問題には本社側の理解も必要です。

まとめ

タイと日本の仕事環境や文化の違いを紹介しました。タイでいざ働き始めた後に、仕事文化があわなかったとなってしまわないために、前もって知っておきたいですね。

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