タイ現地採用・駐在員がタイ語を学ぶメリット
タイで働くのにタイ語力は求められない求人が多く、タイ人同僚や取引先と英語を使い、タイ語を理解せずとも仕事が進められる方は多いのではないでしょうか。
もちろん周囲の人と英語や日本語で意思疎通が取れるのであれば仕事はできますが、せっかくタイでタイ人と仕事をするのであれば、タイ語を学ぶことをおすすめしたいと思います。でも既に英語もしくは日本語で意思疎通は取れているし、わざわざタイ語を学ぶのは億劫だと思っている方に、本記事ではタイ語にどんなメリットがあるのか、仕事の観点から3点お伝えします。
1:タイ人同僚・部下・上司から一目置かれる存在になる
日本人の中でもタイ語が話せる人はまだまだ少ないです。そんな中、タイ語を学んで使うことで、「タイを知ろうとしてくれている」という良い印象を与え、一目置かれる存在になるでしょう。
皆さんが日本にいると仮定して、日本で一緒に働いている外国人上司・同僚が「日本語なんて勉強したくない」という方だったら、どう感じますか?日本語を勉強しようとしない方に比べて、日本語を勉強しようと思っている方、文化を知ろうとする方に好感を持ちませんか?
皆さんはタイでは外国人ですので、タイ語を学ぶことで、タイ人の部下や同僚に親しみをもって接してもらえることが多くなるはずです。
また、上司としてタイ人部下をまとめる立場にある方であれば、業務中のおしゃべりや、こそこそ話しが減るという効果もあります。
筆者は日本人のほとんどがタイ語を話せない日系企業と、日本人の多くがタイ語を理解する日系企業のどちらでも勤務経験がありますが、日本人のほとんどがタイ語を話せない日系企業では、上司がタイ語がわからないことに甘えて業務中に私語が多くなる傾向があるように感じました。
2:キャリアアップにつながる
語学力とマネジメント力はイコールではありませんが、タイ語を学び、タイ人を知ろうとすることで、タイ人部下の心を掴むことにつながると思います。その経験が積み重なり、自身のタイ人部下に対するマネジメント力の向上にもつながるでしょう。
さらに、英語力が高くなくとも、職場環境によっては、タイ語力をアピールして求職活動も可能となります。タイ語が社内会話レベル以上できる日本人人材は少なく、他の求職者との差別化にもつながります。
3:生活が快適になり余暇を楽しむことができる
仕事とは違うじゃないか!と思われるかもしれませんが、タイ語を学び、タイ語を使ってタイ人とコミュニケーションをとることで、タイでの生活がより充実します。
英語を話せるタイ人も多いですが、英語があまり得意でないタイ人の方はどうしても「外国人と話す」ということで緊張して紋切り型で、味気ない会話になってしまうことが多いと感じます。
屋台やフードコートでご飯を注文するとき、タクシーに乗る時など、こちらが外国人だとわかると、黙って少し緊張した様子のタイ人が、こちらがタイ語を話せるとわかると安心して、とても気さくになってくれるという場面に多く遭遇します。
人懐っこいタイ人とはタイ語を使えばもっと親しくなり、積極的に話しかけられること請け合いです。
そうやってタイ生活を楽しむことで、タイ人同僚とも話題が生まれます。生活を充実させることで、仕事にも良い影響があること間違いなしです。
以上、タイ語を学ぶメリットをお伝えしました。少しでもタイ語を勉強してみたいと思ってもらえたでしょうか。
とは言っても、タイ語はとても難しいと聞いたことがあり億劫に感じているあなたに、タイ語がどんな言語なのかをご説明します。
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