日系企業の駐在員がタイで豪華なコンドミニアムに住んでいるという話を耳にしたことはありませんか?
それを説明するには、企業による「家賃補助」の制度を知る必要があります。
どんな魅力的な家賃補助制度があるのでしょうか。
今回は、タイ・バンコクで13年間日本人駐在員向けに不動産仲介を行っている「シグネットホーム」の桜井さんにお話をお伺いします!
※本記事はYouTubeチャンネル【知って繋がるバンコクのビジネスチャンネル〈タイ前線〉】の投稿を基にしております。
日系企業の家賃補助
ほぼ全ての日系企業で、駐在員に対する家賃補助・手当が出ています!
これは家族で移り住んでくる駐在員家族には嬉しいですね。
家賃補助には主に2通りあります。
①家賃手当としてお給料の中に含まれており、駐在員自身で支払う場合。
②会社が家賃を直接アパートに支払う場合。
①のケースは、お給料として家賃補助のお金が貰えるため、いくら家賃に使うか自由です。
②のケースは、決まった額の家賃補助のお金を会社がアパート側に支払ってくれます。
現在(2023年7月3日)時点で、家主側から10〜20%程度の家賃の値上げを要請されることが増えているといいます。この大幅な家賃の値上げにより、駐在員の中でも今まで住めていたところに住めなくなってしまう事例も発生しているとか。その結果、家賃補助額を見直す日系企業もあるそう。
なお家賃補助は家賃に対して全額出している会社もあれば、9割を負担してくれる会社等、会社によって対応は違うそうなので、ご自身の会社に確認してみてくださいね!
家賃補助額
皆さん気になるであろう、家賃補助の金額についてです。
前提として、業種や事業規模、会社によって異なりますが、
ご家族で来タイされる場合は、7万バーツ〜13万バーツ(約28万円〜52万円)の予算帯が多いとのこと。
単身赴任の場合、4万バーツ~13万バーツ(約16万円~52万円)とさらに予算に開きがあるのが特徴です。
居住エリア
居住エリアについてですが、ご家族の場合、学校や幼稚園のバスの送迎の都合上、アソークからエカマイ辺りに住まわれている場合が多いです。
単身者の場合は、近年プラカノンやオンヌット辺りまで居住エリアが広がってきていますが、やはりファミリー層同様にアソークからエカマイエリアを選ばれる人がまだまだ多いようです。
左から、アソーク・プロンポン・トンロー・エカマイ・プラカノン・オンヌット
まとめ
①ほぼ全ての日系企業で駐在員に対する家賃補助があり、全額負担してくれる会社もある。
②金額はご家族の場合、28万円~52万円ほどで、単身者の場合、16万円~52万円ほど。
③ファミリー・単身者ともに、アソーク~エカマイのスクムヴィットエリアが多い。
今回は「日系企業の家賃補助」について解説しましたが、いかがでしたか。
会社によって家賃補助額はまちまちですが、かなり期待できるのではないでしょうか。
これからタイに駐在される方のお役に立てれば幸いです!
タイでの採用についてお困りごとがございましたら、ぜひパーソネルコンサルタントにご相談ください。担当営業が丁寧にお悩みをお伺いいたします。